コロナ禍になり1年半が過ぎた。その間、いろんな方がコロナ禍での日々を綴っていて、同じ時代を生きているわたしは興味深く読んでいる。年齢も性別も送ってきた人生も違う、会ったこともすれ違ったことがない人たちが、同じように不安を抱えている事に少しだけホッとしている。 *『Distance』(今日マチ子 rn press)はコロナ禍を題材にしたイラスト日記。2020年4月からの1年が毎日イラストで綴られており、かつての日常と現在が交差する描写に心が締め付けられそうになる。日を追うごとにマスク姿が普通になり、人と人との間は【ソーシャルディスタンス】という名の仕切で区切られる。1年半前はあたりまえだった風景が、ものすごく遠くなってしまった。 *4月13日の日記は、誰もいない東京の住宅地に降り続く雨の様子。5月1日の日記は、マスクをした女性が図書館のポストに本を返す様子。図書館は閉館していて読みたい本を借りる事ができない。7月27日は、お揃いの黒いマスクをつけた女子高生たちの姿。マスク不足が叫ばれ、アベノマスクが配られ、気がついたらファッションになっていた。閉塞の中で人々が見つける、ささやかな楽しみ。そして希望。あの日も、この日も、忘れる事ができない大切な1日。*あとがきで今日さんは、いつも通る道に十字架を見つけたと書いている。ビルの照明が壁と窓に反射して現れた十字架は、今日さんにしか見えていない。*”別に十字架でなくても、温泉マークでも、何だって良かったのだけど、狭い日常の中、誰にも見えないものをわたしは見つけたのだ。たぶんそれは、何度も絵の中に描き入れられた天使でもある。電灯の下とか、駅のホームとか。鉄橋の下、川、思い出の中の海。ベンチ。どこだって。わたしは見つけられる。そう信じることにした。”**先日、ワクチン2回目接種が終了した。今回は副反応がひどく、1日臥せっていた。接種完了したとはいえ、我が家には接種年齢対象外の小学生がいるので油断は禁物。自宅に持ち込まないよう、手洗い、消毒、帰宅後即風呂はコロナが終焉するまで続く。もしかしたら、終焉後も続くのかもしれない。*今日の日常は明日には懐かしい思い出になる。閉塞感に囚われる事なく、わたしにしか見えない景色、天使を見つけていきたいと強く感じた。*#今日マチ子 #distance #わたしのstayhome日記 #stayhome #rnpress*#book #bookstagram #booklover #books #読書 #読書感想文 #読書記録 #読書日記 #読書好き #読書好きな人と繋がりたい #読書メモ #本 #本好きな人と繋がりたい #活字中毒 #イラストエッセイ #本のある暮らし #本のある生活 #小説好きな人と繋がりたい #読書女子 #読了記録 #booksハコロク
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